カラコンのベースカーブはパッケージに「BC」と記載されている数値で、レンズの丸みを示しているものです。
レンズは球体である瞳にフィットさせられるようお椀状になっていますが、BCの後に来る数値が大きいほど緩やかなカーブを描き、小さいほど急な角度になります。
自身の眼球の丸みとこのカラコンのベースカーブがフィットしていないと装着感が悪くなり、さまざまなトラブルを招く原因になりかねないため、初めてカラコンを購入する際には必ず確認をする必要があるサイズです。
たとえば、眼球に対してベースカーブが小さいものを装着すると、密着度が増してズレにくくなるものの、眼球に締め付けを感じて不快感を覚えやすくなります。
さらに眼球に張りつくことで角膜を傷つけるリスクが高まるのも危険です。
また、ベースカーブが大きすぎてしまうと圧迫感が軽減するものの、瞬きをしたり眼球を動かすたびにズレやすいため、見えかたが安定しません。
煩わしさを覚えて何度も目を擦ったりレンズをつけ外しするなどして、やはり粘膜を傷つけやすくなりますし、雑菌が混入する可能性も考えられます。
こうしたトラブルを未然に防ぐためにも、ベースカーブを調べることができる眼科に足を運ぶことが大切です。
カラコンを購入するために検査をしたいことを伝えれば、度数と一緒に測定してもらうことができますし、診察代も1,500円から2,000円程度しかかかりません。
その数値を基準にして、カラコン購入時の参考にしましょう。
ベースカーブは平均すると8.6mmから8.8mm程度とされていて、プラスマイナス0.2mm以内に納まるレンズであれば問題なく使用できますので、カラコンを探す時には自身のサイズにピッタリのものしか選べないというわけではありませんから安心です。
とはいえ、わずかでもベースカーブが異なると使用感にも違いが出てきますので、実際に使ってみて違和感を覚えるようなら直ちに使用を注意するようにしてください。
自分にとってベストな使い心地のカラコンを探しましょう。